ETC

消費税

ある講演を聴きに行った。

講師は有名人だ。大型プロジェクターを使用、データを映し出し説明している。

グラフと数字が並んで、判りやすく見えるようにした構成だ。

一通り、現在状況の説明が終わり、データを出した参加者が、前に呼ばれて説明しだした。

「このように、先生の指導で成績を上げることが出来ました。皆さんも是非、頑張って実行してください。」 ・・・なるほどなぁ・・頑張れば可能なのだ。私の店が思うように成績が上がらないのは、頑張りようが足りないのだ。・・・ 隣に座った同業者が呟いた。

講師の話の要約は、安く売って客数を上げ、売れない商品をPRすることで、ある程度の売り上げを確保し、利益を得る。粗利ミックスだと言う。

古びた理論だ。

私は知っている。隣に座った店主は、一家総出で店を切り盛りし、朝早くから夜遅くまで働いている。これ以上頑張れば体壊しかねない。

参加者の全てが、熱心に商売に勤しんでいる。隣の店主と同じような状況だ。

「皆さん、頑張りましょう!」講師の先生はこの一言で締めくくった。

講演が終わり、散会となった。さーやるぞ!的な、はつらつとした雰囲気は全く無く、叱られた子供のように、全員すごすご出口に急いだ。

 ▼ 似非宗教者が言う

成功した人の話を聞きなさい。効果が現れないのは、信心が足りないのだ。深く信仰し、お経をさらに唱えなさい。そうすれば成る! お布施はこちらに・・・・。

先ほどの講師と同じだ。

このような手法は、TVのコマーシャルでも良く見かける。有名モデルが「悩んでいた時に、この健康食品に出会いました。一ヶ月使用して、驚くべきことに10歳若返りましたぁ。もう手放せません。」

元々美人モデルが、いやが上にも厚化粧でにっこり笑うと、そーかなぁ・・と思うかもしれない。私は男だからその辺のことはわからない。(2ヶ月使用すれば、20歳若返るのかなぁ・・・・・・)

信じなさい。長期間頑張りなさい。似非宗教者、講師、コマーシャルの共通点だ。

もっとも、「信じる者は皆救われる」とも言うが、こちらは心のケアを旨とした言葉で、上記とは全く違うニュアンスで使用されている。

 ▼志定まれば気盛んなり

「半世紀ほど前の本日、10月1日。東海道新幹線は開業しました。そしてその10日後、東京オリンピックが開会されました。がんばる人は報われる。皆がそう信じていた時代です。・・中略・・

4万石の未来への投資は長州藩を豊かにし、幕末には吉田松陰先生をはじめ、明治維新の原動力となった若者たちを育む基盤となりました。志定まれば気盛んなり。消費税の3%引き上げのもとでも経済を力強く成長させる経済対策を同時に、そして果断に実行してまいります。」 新聞記事

昨日、安倍首相の消費税上げ文章の一部だが、ここには志を掲げ、頑張る人にどのような応援が出来るかを書いている。

頑張れだけの応援ではない。方向性、気概、具体的な支援が書かれている。

悩んだ末の判断だと理解したい。キット日本は良い方向に向くだろうと期待感を持たせる文章だ。

勿論、細かいデータ、成功者の言葉等全く見当たらない。

 ▼酒販店の行く道も新しくなる。

消費税が上がれば、当然世の中の雰囲気が変わり、システム等も変わる。

新しい道は、酒販店にとって良い方向性になる。いぁ、 しなくてはいけない。

頑張れ!だけの掛け声だけでない、具体的な応援支援が無ければならない。

JSNAはその点、総力を挙げて対応する気構えだ。

仕入れから始まり、情報提供、ホームページ等のデジタル提供、売り方の提案、売れ筋の提供等これまで培ってきた総力で新しい時代を切り開こうとしている。

どこかで聞いたような、拾ってきたような話ではなく、本物の理論と実績に裏打ちされたデータを、具体的な実行策と共に、ご提供するよう心がける。

さー、やりましょうか!酒販店の巻き返しを!