デジタル庁Ⅴ
デジタル時代、病院での受診は簡単で早い。
現在、病院の中はデータリンクされているが、他病院など個人の健康に関するデータは無く、初診時「病歴・アレルギー」等自己申告が普通だがデジタル時代は全く不必要だ。どこの病院でも「かかりつけ医」と同じ状態で受診できる。
スマホに暗証番号を入れ、QRコードを出した。バーコードリーダーで受付がスマホの画面を読んだ。
健康に関するデータ表示
レントゲンと診察・治療を終え、診察室から出ると 直ぐ 受付から呼ばれた。
健康に関する個人データが、必要時に表示・使用可能な状態で提供される。このような姿がデジタル社会なのだ。
ここで賢明な読者はもうお気づきだと思う。
1,前回までのデジタル庁が出てこない
2,紙ベースが全く無い
3,連絡・情報は、全てスマホの端末でOK
デジタル庁が出てこないのは、データベースに個人情報を紐付ければ役割は終わる。あとはデータベースと個人とのやり取りなのだ。相手の電話番号をタップすれば繋がる、今のスマホ電話と同じで電話局は無い。ただ回線業者としての存在は有るが、、、。
ヤフーで買い物したお客様に、メール・SNS等通じ次回の取引を「直接」促すのと同じ状態なのだ。ヤフーは広告の場と成りかねない。ポータルサイトも、存続をかけ業態変化を迫られている。楽天は、カード決済とスマホ回線に舵を切った。
データベースへの入力・保存・出力はデジタル入出力で行われる。紙が介在する場面は全く無いし必要ではない。無論、病院のカルテも無い状態なのだ。受付は、アルバイト一人で十分で会計業務も保険点数業務も無いのだ。紙ベースを無くすことは、すごい省力化で時間短縮なのだ。
このような社会出現に向けて「デジタル庁」が出来た。人口減少に歯止めがかからない近未来社会では、この場面は必須で仕上がる可能性は高く社会の方向性はそちらに向いた。
ただ「知らすだけ」と言う単純なデジタル使用とは全く違う世界なのだ。分類毎に「記録」され必要に応じて「出力」される。headを変えれば分類の中から必要項目を表示、命令を待つ状態を表現する。これがデジタル社会の基本なのだ。
「知らせ方が違うだけ!」で無いことは、明白にお判りいただけたと思う。
デジタル社会は社会構造変化を醸成する。
国は「太閤検地」をデジタルで実施しようとしている。収入と税をリンクさせることも完全に可能だ。目的は、ビットコインとかのデジタル通貨駆除なのだ。通貨発行権を失えば国ではなくなる。麻生財務大臣は本気でやろうとしている。子飼いの河野太郎を行革大臣に送り込んだのもそのためかも知れない。
データベース社会で酒販店はどーなるのだろう?