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伏流水

オリンピックが東京で開催されるとか、、、、

書いてるこの時期ではまだ決まっていないが、多分そう決まると思い込んでいる。

予測ほど難しく、当てるのが困難なことは言うまでもない。予感と言うか希望観測と言うか、来てほしいとの願望で思い込んでいる節がある。

消費税も同じようなことで、景気が上向き上げることが可能になると希望観測が優先されている。景気が上向かなければ、延期だと言う。

我々商人は、景気が上向いてほしいと願っている。売り上げ、利益が上がるのは歓迎される。

オリンピックと消費税は、書いている今日時点ではどーなるかわからない。

わかっている事は、双方密接に絡み合っていることだけだ。

 ▼ 昭和時代の東京オリンピックは高度成長の皮切りになった。

人手不足で就職列車が走り、東京の街は建設ラッシュで、歩くのもままならないような状態だった。

地方からの都会流入人口は一気に増え、街の様相を一変させた。

どこか江戸風景を残していた東京は、これを機会に近代化されたと言っても過言ではない。

勿論、消費税なるものなど全く無かった時代だ。

新宿の深夜喫茶では、ジャズを聴きながら、徹夜でコーヒーを飲む若者がたむろしていた。

エネルギッシュで、どこか退廃的で、明日を信じた若者は日本の根幹を担ってきた。

景気は、今日より明日が良くなると確信の持てた時代だ。

 ▼山に降り積もった雪は、暖かくなると川に流れ、一部は伏流水で里に流れるそうな。

本流として川に流れるのが普通だが、伏流水は地下に潜って流れる。

どちらも雪解け水に変わりは無い。ただ、目に見えるか否かだ。

ここ20年近く、給料、物価が下がり、明日は今日よりも安いで・・・的な感覚が蔓延している。

「このまま行けば、日本は尻すぼみになる。何とかしなくては。」と首相が言ったかどうか知らないが、思ったことは間違いない。

「景気を上げ、デフレから脱出、税金を上げて借金からの脱出、そうしないと日本は立ち行かなくなる。」

「見本はある。東京オリンピックだ。あの時代をもう一度現出させるのだ。どーしてもオリンピック招致を成功させなければならない。」「オリンピックでやる気を起こさせ、国土強靭化計画で公共投資だ」

「成功をきっかけに消費税UPだ。」と 首相が言ったか思ったかは知らない。

景気の気は物価上昇に向いた。まるで、雪解け水が川に流れるように奔流と化している。

デフレは伏流水になって、地下に潜らざるを得ない。しかし、同じように流れている。

もし、オリンピック招致が不成功に終われば、伏流水は表面に躍り出る。

 ▼今日(9月2日)時点で、オリンピック招致は5分5分だそうな。

デフレ時代の継続か脱出かはわからない。

希望的観測を通り越し、願望も織り交ぜた思い込みは、新しい道を切り開く活動源だ。

昭和東京オリンピックには、それが確かに有った。

「今回は、どーしても成功させる必要がある。起爆剤として必要なのだ」と首相は世界各地を飛び回っている。

「招致が成功すれば、消費税は上げる。不成功なら、有識者の70%前後がUP賛成を理由に上げる。」と 言ったかどうか知らない。

打った布石は着々と進行している。まるで、降り積もった不景気雪を溶かして流すかのように。