ETC

半額セール完

「各店の個性が大事です。ここでは個性を重視した販売方法を実行していきます。」

「今月の会議では、本部提供の商品とチラシで売り上げ15%UPしたお店のお話を聞きます。皆さん参考にして頑張って下さい。」

団体の代表が紹介した店主が、参考資料と共に語り出した。

どこかで聞いたような話しの内容だが、参加者は一様に熱心な表情で聞いている。中にはメモを取ってる店主もいる。

ある研修会の風景だ。

昭和の時代、このような研修会がよく持たれた。学校の勉強会によく似た風景だ。

参加費用は何万円単位だったと記憶してる。

成功事例を級長、、いや幹事が紹介し、実行を促す方式だ。

江戸時代の寺子屋から一歩も出ていない感がある。

昭和当時、全国的に有名なのは船井幸雄クラブだ。

参加経営者は、勉強することでより良い経営者になれると思い込んでいた。

今のネット社会から見れば、江戸時代の寺子屋感がある。

ゆっくり動く亀のようで、滑稽で懐かしさを感じるのは現代に生きる人なのかも知れない。

件の団体も、同じような基本行動様式で成り立っている。

時代と共に行動様式も変わる。

情報を共有し、分析、分類分け、項目毎に小結論を出し、全体を俯瞰しながら全員でより良い考え方に集約。その上で実行案を出していく。

PCが発達し情報を共有出来る社会では普通のことだ。

しかも、時間的には、寺子屋方式と比較にならないぐらい早い。と言うか比較する方が無理だ。違う次元なのだから、、、。

この方式の原型は日露戦争の日本軍が使用した方式だ。勿論、当時パソコンなどと言う機械は存在しない。

情報を集約、作戦会議を行う。軍部の意思決定は会議で決まり、すぐさま実行案が命令として出される。

当時、最前線と作戦本部とは電話回線で結ばれていた。黒船に驚いてから、たった半世紀程度のことだ。

ここでの重要な点は、すぐ実行できるラインとシステムがあることだ。

前記団体のように、無ければ烏合の衆になる。

半額セールⅡで書いたチエーン店も、ラインとシステムを持っていたのですぐさま実行できた。

団体戦の場合、無くてはならないのが情報ラインと物流システムだ。

その上、実行企画案が出され、各店は居ながらにして販売に専念出来、果実を得ることが出来る。

しかも、各店の個性が出せる余地を完全に残しながらの企画でなければならない。

このシステムこそ、今後10年先まで持ちこたえることが出来る。

烏合の衆では崩壊する時代なのだ。