ETC

ガラケー

ガラパゴス諸島は進化論が世に出た島だそうな。

絶海の孤島に浮かぶ島は、世界の進化からはぐれ、独自の進化をしたらしい。

世界の趨勢から置き去りにされた。そんな意味から電話だけの機能を持った携帯のことをガラケーと言うそうな。

世はスマホ主流時代だ。電話機能を主とした二つ折り携帯は、過去の遺物みたいに思われている。

しかし、、、こいつ、なかなか便利で捨てがたい。

音声だけなら十分以上に役立つ。電車に乗ってて、黒電話の音が響くと何かしら安心するのは、年老いた証拠だろうか。

横に座った女性が、スマホの画面に人差し指で優雅に擦る姿を見ると、近代的な美人に見えるのは気のせいかとも思う。

電車の中でスマホを見ない女性は少ない。と言うかほとんどがスマホを弄ってる。

画面に出る小さいキーボードで、手早く打ち込む姿を見ると正直すごいと思う。

Gパンの後ろポケットにスマホ、そこから細い線を出しイヤホーン、で何やらぶつぶつ喋って歩いてる。

なんとも言えない光景だ。ひと昔前では考えられない風景が現出している。

30年前の人が現代に来たなら、お前は宇宙人か?、、、と思えること請け合いだ。腰のベルトにポケベルを付けながら、、とは言わないが。

たった30年で街の風景が一変してる。

大阪本町は昔船場と呼ばれ、日本中の商い中心地だった。

今もビジネス街で栄えている。

通りを通るビジネスマンのほとんどがガラケーを使ってるように思われる。

「その金額はお見積りで送ります」とか、ガラケーを耳に当て忙しく往来する姿を見かける。

スマホではない。ガラケーなのだ。

ビジネスマンは、当然のようにパソコンを扱うことが出来る。と言うより、パソコンスペシャリストで無ければ職に就けない。

少し前、来客されたあるメーカの女史が、私のパソコンでエクセルを呼び出し一瞬にして熨斗紙を印刷した。

あれには驚いた。その女史が、会社に問い合わせをガラケーで行った。これにも驚いた。

「スマホじゃないんだ」とは言わなかったが、スマートにスマホを操る姿が似合う女性がガラケーだとは恐れ入った。

その後、気を付けてみていると、ビジネスではガラケー仕事が終わると個人でスマホが主流のように思える。

会社持ちのガラケーは、セキュリティーの面で優れている。考えられる一面かもしれない。ガラケーが無くならない所以なのかも知れない。

トイレで「はいはい、そのように出します」とは愛嬌だが、、、。

ガラケーと酒屋は似たとこがある。と言うか全く瓜二つだ。

一世を風靡したが、今では忘れられた存在だ。ここもよく似てる。

見た目が昭和の雰囲気を醸し出し古臭い。

粋では無いし、野暮そのものだ。

ある面強力だが、いろんなことが出来なくて不便を感じることが多い。

その他、書き出せばキリがないほどよく似てる。

酒屋は、、、ガラ店かい!と言いたくなる程だ。

だが、生き残ってる。

生き延びた理由がある。ビジネスでガラケーが無くてはならないように。

理由を書き出せばキリがないほど多い。

「安心が出来る」「単純だが使いやすい」「慣れ親しんでいる」「使用説明書を見なくてもok」、、、まだまだ有るが割愛する。

この生き延びた理由に最新式のシステムを入れ込んで、見た目が古臭いが、便利で安心できるスマホ以上の内容にすれば、顧客の利用拡大が見込まれる。

ここが正念場だ、押し返すのだ、新品の店にするのだ。とガラケー卒業を誓うなら、全く新しい時代のお店になる。

JSNAは、新時代のお店をシステムで応援します。