ETC

自転車

小さい頃、自転車がほしかった。颯爽と走る自転車を見て、自分も乗ってみたいと切実に思った。

母親にねだると、まだ小さいからだめ、、と言われ、自転車は大人の乗り物だと言い聞かせ、「今は三輪車で我慢しよ」とハンドルの下にあるペダルを漕いだ覚えがある。

三輪車は漕ぐより、後ろに足をかけ、片方の足で蹴ったほうが早い。横を自転車に乗ったどこかのおにーさんが、すいーと追い越して行く。

置き去りにされながらも、いいなぁ、、羨ましいなぁ、、ほしいなぁ、、と、ぼーと自転車に乗る後ろ姿のおにーさんを見ていた、、、。

小学3年の時だったか、自転車を買ってもらった。

これでスイーと走れる、、早速乗ろうとしたら、動かない。後ろで大人が荷台を持って倒れないようにしてた。

その後、小学校の運動場で自転車の稽古をしてくれた。

2日間だったか記憶に無いが、やっと乗れるようになって普通の道を走ることが出来た。

しかし、通る人などに「危ないから、どいてーー」と声を出しながら走ったのを覚えている。

怖い半面、楽しさがわかって、遠くまで出かけた。

近々、このような感覚を呼び起こしたことがある。

40年ほど前、オフコンで販売管理を作った。

それ以前に導入していた酒販店専用コンピューターは2ヶ月ほどで容量一杯で使用不能になり、そこで容量のでかいオフコンに決めた。

当時のオフコンは、決まった作業をこなすには適していたが、融通が利かない。

勿論、レジには不向きだった。

それをなんとか改造し、店頭に置きレジとして使用した。

導入時、メーカーが「コンピューター室は無いんですか?」「導入の神事はどーするんですか?」

こちらは、「売り買いが記憶され、店頭で使用出来れば良い。」そんなことしか考えていなかったので、????と思った。

お客様にしても、伝票を配達時持っていくと「うちのハンコ作ってくれたんだねぇ」と痛く感心された。

もっとも、一般企業でも導入は限られていたようだ。ましてや、田舎の小さな酒やでは考えられなかったのだろう。

しばらく使ってると、こーしたい、このような資料がほしい、もっと簡単に商品登録、顧客登録が出来ないか等の不満が出てくる。

システムを作成すると、追加月額リース料が20万円以上プラスされる。

思うように動かなければ唯の箱なのだ、、と決心しシステムを追加した。

オフコンを店頭で使用する無茶をしたお陰で、コンピューターの基本がどうにか理解できたように思う。

近々はパーソナルコンピューターになり使い勝っても良くなっている。

タブレット、スマホ、どれを取っても使用し易い。

この文章を書いているのもパソコンだ。

確かに使用頻度から言えば日常に溶け込んでるように見受けられる。

オフコンの膠着したような感覚じゃなく、フレキシブルで使用感無く手の中で動く。たった40年の違いだが進歩の早さには驚く。

一つだけ変わらないのがある。プログラム製作者と使用者に分類されるのがそれだ。

いかに使い勝手の良いソフト(アプリ)を製作するかが勝負どこだとSEは言う。

しかし、いくら使い勝手の良いソフトでも、パソコンアレルギーの人、商店主等には最初から手が出しづらい点がある。

「パソコンが思うとおりに動かない」「書いている意味が不明」「説明の意味がよく解らない」等、普段使用している言葉じゃないため理解できないことが多い。

まるで「自転車に最初乗った」あの感覚だ。

いつまでも三輪車じゃ自転車に追い抜かれてしまう。いぁ 置き去りにされるしかない。

意を決してパソコンに向かうが、自転車の時のように後ろの荷台をしっかり持って転ばないようにしてくれる人がいない。

この点が、酒販店の最大の弱点だと言っても過言ではない。

世の中の速さに置き去りにされる。

JSNA開発のHALLEYソフトは使いやすく出来ている。

しかしながら、使い切るには少しの時間が必要かと思われる。

後ろの荷台を持って転ばないようにホローが出来れば、短時間でお店の役に立つに違いない。

今回の改造はそのような趣旨で始めた。

ほぼ仕上がったように思われる。

間単に、自店の特徴、商品を打ち出せるように工夫している。

しばらくの間、見本で各店のホームページ商品を出しているが、早くご自分で変えるようになればと思っている。

「転んで覚える自転車」ではなく「楽しさで覚えるパソコン」でありたいと願っている。