ETC

呼び込み

お客を呼び込むにも様々な方法があるようだ。

店前で、何でも1000円と書かれたA4のPOPを手にかざしながら「今なら何でも1000円です、さー、今だけですよ!」と大声で呼び込みをしている青年を見かけたことがある。

30年以前の東京道玄坂だったと記憶している。当時その通りのお店では、各店の店前では同じ光景が見れた。賑やかだった。

勿論、店にある商品全てが1000円ではない。POPには小さく”Tシャツに限る”と書かれていた。

このような風景は、江戸時代から連綿と続いている。

芝居小屋の呼び込み、旅籠の客引き、籠の客引き等がそうだ。

今でも、キャッチガールと呼び名が変わり繁華街では見かける。

中身が変わるけど、行為は同じなんだなぁ、、と思う。

”芝居を見る”と、”飲んで楽しくなる”との中身に違いはあるが、客が楽しくなるは同じだ。客の呼び込みに大差ない。

 ▼ EVENT

TVのコマーシャルを見たいからTVを見る人は少ない。ドラマ、番組の内容が見たいからが普通だ。

もし、CMばかりの番組であれば誰も見ないだろうと思ってた。しかし、、この頃は、コマーシャルだけのチャンネルがある。見ていると、つい引き込まれる。

見ていると、なるほどなぁ、、あれば便利だなぁ、、とつい引き込まれる。演者は、上手に商品の特徴を説明する。

ドラマ仕立てでも無い。筋書きがあるのだろうが、感じさせないほどの説得力だ。

親切丁寧に商品を紹介していく姿は、高齢者には見やすいコマーシャルかもしれない。

全国向けのコマーシャルだから、相当の売り上げと利益が見込まれるから続けているのだろう。

ドラマとコマーシャルがドッキングしたような感じで、見るものを飽きさせない。

番組を見るために、仕方なくコマーシャルを見せられている感じがしない。

商品紹介は、お客の興味を引くのだろうか?

そうでなければ、説明の仕様が無い。

ただ単に「今なら何でも1000円です、、、、」的な呼び込みと一線を画している。価格でお客様の興味を引くのが呼び込みならば、商品紹介で興味を引くのが「演者販売」とでも呼べば良いのだろうか。

ここにイベント販売の真髄が有るように思う。

 ▼ 知識を売る

知恵と知識は全く違うことはご存知だろうと思う。

知識はデータ、知恵は応用問題を解く能力と言っても差し支えない。

酒販店では常識のようなことでも、素人のお客様にとっては「すごい」と思われることが多々有る。

ワインを美味しく飲む方法とか、純米酒と吟醸純米酒の違い、この温度で保管してください、とかの知識を売ることはお店の信頼にも繋がり、お客様の信頼に繋がる。

知識は、長年培われた酒販店の財産だ。仕入れは要らないし、売り上げ金額にもならないが、お店の信頼感を醸し出し顧客数を広げることは確実視される。

演者販売で知識を売ることが出来れば、楽しいお店になり、客の広がりを期待できる。

店内イベントは、このような形で行うのが最上だろう。イベントは、お客様との交流で客層を分厚くし、固定化とリピート確実化が目標です。

 ▼ 分厚い客層は店の安定に繋がる

商品紹介イベントは、酒販店にとって手軽に出来そうだ。商品は有るし、知識もある。店内スペースも有る。月一回の開催なら手軽に出来る。

案内はPOP、チラシなどで簡単に出来る。手書きでも良い。最初は自分の出来る範囲で行うことが肝要だ。

商品を良く知っているお店との評判は、価格訴求型よりキットお客様の支持が増えることは間違いない。

「日本の技術力はすごい」と世界中から評判を取っている同じ流れで商売が拡大する。

二極化してきた現在の販売方式としては、最上の方向性であることは間違いないように思う。

決して、価格訴求の「呼び込みチラシ」「商品紹介チラシ」だけで販売しないことが重要だ。それで来た客は、それ以上価格ダウンしたお店に移ろい易い。

コマーシャルに見る社会変化は、地域酒販店にとって良い方向に向いている。もっとも、店の活用が出来ればの話だが、、、