ETC

おまけ

「粗利ミックスて本当に江戸時代以前からあるの?」

[[[ 本当なのかなぁ、、ええ加減書いてるのじゃないだろうね ]]] 表情が浮かぶような電話だった。

「損して得取れて言葉聞かれたことあります?」

「有りますよ。昔からよく言われてるよね、、、、」と件の電話相手が答えた。

それを今風に計算式で新装、、、言いかけたら、「わかった!なるほどなぁ」と直ぐ納得してしまった。

有りもしないことを書くことは無いと自信があるのですが、見方によっては、「間違ったように受け止められる」と反省しています。

もっとも、細部の説明をと飛ばしがちで、読む人の環境など考慮しないで書き散らし、こうだと断言する。

老いかとも思うが、癖なんだろうと思い直し書きなぐる事に決めた。

老いで思い出したが、30年以上前、すごいお年寄りの講演を聞いたことがある。

介添えしなければ演壇に立つことが出来ないほどの方だった。

その方、演壇に立つとシャキと背筋を伸ばし話し出した。

佐賀県から出てきて、研究の成果を売り出し今日に至る。粗筋ではそんな内容の話だったと記憶してる。

印象に残ったのは次の件だった。

 ▼ 子供の心を掴んだのは浜寺公園

「ある日、買ってくれた子供に、ポケットにあった小さな小物をあげた。その子供、あくる日には沢山の友達を連れてきた」

「もうないの?」と聞かれたので、明日沢山持ってきてあげるからと答えたら、次の日すごい数の子供が来てくれた。用意した小物はすっかり無くなった。

夜に小物のおもちゃを仕入れ、翌朝、浜寺公園のいつもの場所に自転車を止め陣取ってると、向こうから子供の集団が来るではないか。用意したキャラメルはあっという間に売り切れた。

老人は、嬉しそうに活き活きと話し出した。

よほどその時の光景が嬉しかったのだろう。話す老人が青年のように私には見えた。

そこで、キャラメルにおまけを付けて販売することにしたのです。

「グリコのおまけ」誕生の瞬間だ。

 ▼ 粗利ミックスの本質

創業者の話は続く。

「一粒300メーター」は、「一粒舐めれば300M走れる」それほどの活力が出ると、グリコーゲンの力を端的に表現するため出した言葉です。

グリコは、おまけと宣伝文句でお菓子業界で活躍できたのです。彼は講演を締めくくった。

講演が終わり降りるとき、社員2人が介添えをしてた。

今でも大阪の風景を映し出すとき、戎橋のグリコのネオンサイン看板が良く出てくる。

おまけと宣伝文句だけで売れたとは思わないが、重要なファクターだと思う。

「ああ、これが損して得とれなんだと感心した」とおまけ付ける時の創業者の感想だ。意識して損を前面に出したのではない。客のために何かしてあげようとの心構えがそうさせたと彼は言う。

計算ずくでは無い。ましてや「粗利ミックス」等言葉も無い時代だ

お客は良く知ってる。売ろうとする心の本質を見抜く。

まして無垢の子供相手ではなおさらだ。

 ▼ 宣伝販売

良い商品作ったけどお菓子屋では相手にされない。売れない。どーしよ。悩んだ末、自転車で商品を積み売りに回った江崎グリコ創業者の話は、商人として身につまされる。

我々商人は、右から左に商品を流すだけで口銭を得る。

製作者の意図をはっきり理解し、お客に薦めることは大事なことだ。

そこに、商人としての立ち位置がある。

立ち位置を放棄すれば、商人としての立場を辞めることに等しい。

近々、販売員として見られがちな小売店が多くなってるように思われる。

特に、大資本組織販売店がそーだ。

この一点が酒販店を繁栄させる。個性ある店を作り、地域密着をより深め、良いと思う商品を紹介販売する。そんな酒販店が待ち望まれてるように思える。