ETC

ミックス焼き

お好み焼きにミックス焼きがある。豚、卵、イカ、、、色々入って美味しい。

生ビールと合わせると美味しさが一段と上がる。

たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、、大阪は粉文化と言われるほどに美味しいお店が多い。

中でも秀逸はモダン焼きだ。焼きそばとお好み焼きが一つになって味を引き出しボリューム満点で、舌とお腹を満足させる。

どの焼き物を取っても「味のあわせ」で、其々の個性を引き出し美味しさを表現する。

正に味のミックスだ。

混ぜ合わせて作る大阪の味は、「ごった煮の大阪」と言われる所以なのかもしれない。

味を合わせ、食い倒れの町を作り上げたと言っても過言でない。

ニシンそばがその代表かもしれない。信州のそば粉と北前舟で運ばれた北海道のニシンが大阪の卸売市場で出会い、食堂の親父がすぐ出来手早く出せる「ニシンそば」に仕上げ、早朝仕入れに来た商人を相手に出したのが起源だとか。

食べる人もそんな味に慣れている。不味ければ見向きもしない。美味しいとこだけ食べる。

少々口に合わなくても、作ってくれた人の心を頂く、、、ようなことはしない。

行儀が悪いと言えばそーかもしれないが、味については遠慮しない。

買い物もそのような傾向にある。

 ▼ 安くて良い物を買う

「この商品こんなに安かったのよ」と自慢げに大阪人は言う。東京では言わないらしい。

売るほうも心得たもので、目玉商品で客を引き寄せる。

季節の初めに品定め、買うのはバーゲンで、、が大阪の買い方だとか。

売るほうにしても季節の初めには高く値段を付け、バーゲンでは普通の価格で表示販売するらしい。

「店じまいセール」を何年も行ってるお店がある。聞けば「閉店時間までのセールで、営業を終わると言う意味ではアリマセン」とか、、、、。

売るほうも買うほうも、楽しんで余裕を感じるのが大阪かもしれない。

そんな大阪で驚いたことがある。

 ▼ 粗利ミックス

講演会に行ってきた友人が「粗利ミックス」の理論を私に聞かせてくれた。

なんか難しそうな理論で、頭に入らない。

どー思う?と友人が聞くので、さー? と答えた。

ピンとこない。

お好み焼きのミックスなら味は知ってるが、粗利ミックスはわからないのが本音だ。

理論の流れは、安く売る店に客は来る⇒薄利多売の店を作る⇒利益を上げるために、薄利商品で客を寄せ、厚利商品で利益を上げる=売上げが上がり利益も上がる、、らしい。

なるほどなぁ、、と、なんだか納得したような気分になったが、どーもおかしい。

友人に公演料は支払ったの?と聞いてみたら、会費に含まれているとの答えだった。

そこで始めて納得できた。

江戸時代以前からある売り方で目新しくない。さも最新のように理論武装し書き喋り公演料を得る。

フン!そんな理論で酒販店が新しくなるものか!お客様は美味しい商品だけ買って、不味い商品には見向きもしない。食い逃げされるのが落ちだ。

小手先だけで今の時代変わることは出来ない。

ほとんどの酒販店は売り場面積が小さく、多様多種品を置けない。そんな店に粗利ミックスなど通用するものか。

大型スーパーすらそんな幼稚な方式は取らない。

溺れるものは藁をもつかむ。藁と一緒に沈むのはハッキリしてる。

と、思いながら友人の顔を見た。彼も粗利ミックスが腑に落ちないような顔をしてた。

 ▼ 合わせて味を作る

材料の持ち味を生かし、合わせて美味しさを引き出す。料理では基本らしい。

酒販店は、地域に密着した店で商人だ。酒に関しては知識が豊富だ。この持ち味とWEBを使用、日本中から商品を引き寄せ地域の顧客に出すことが出来れば、最新の酒販店が出来る。

システムと商品のコラボが出来上がり、安心と言うソースもつけ、味のあるお店に仕上がる。

ここに酒販店の道がある。

ミックスは、お好み焼きとピザに任して、商売はコラボレーションで行こう。

そだ、今夜は暑いけどお好み焼きのミックスでも食べよう、、。愚にも付かない理論で興奮した頭から汗出せば、少しは落ち着くかと思いながら、そー決めた。