ETC

デフォルメ

デフォルメ、、強調とか目立たせるの意味だそうな。この頃ファッションでも目立てばいいやと言わんばかりにキラキラの衣装を纏ったタレントを見かける。

自分の思いを強調するには、デコラティブが一番手っ取り早いのかもしれない。デコメール、ライン、絵文字、、、等が使われる所以だ。

演歌が廃れたのはこの所為だと思われる節がある。

青い山脈・・雪割桜 ・・♪この歌詞で雪の積もっていない青々とした山脈を思い浮かべ、桜の蕾が浮かんでくるのは相当な年代の人だ。

情景を思い浮かべることは、当時として当たり前の文化だった。聞き手には、情景を思い浮かべる力があった。今は、その能力が減退しているかのようだ。少し前から歌詞は説明文に変わった。

柴田淳の「ハーブティー」等は説明文としては秀逸なのかもしれない。切々と自分の想いを歌い上げていく。

現在では、デコ歌詞が前に出てきている。

一言で想いを表現するのは難しい。また、相手も想像する力が不足している。となれば、デコで強調するのが手っ取り早いのかも。

このことは、我々酒販店にも重大な局面をもたらした。

 ▼ 文化の変化は売り方を変える

免許制度の酒販店では、ここに店が有るのだから、お客様が来るのは当たり前的な経営が通用していた。

お客様が、この地区は「あのお店」なのだ、、的な思いがあっって、黙って経営してても何とか成り立ったものだ。

青い山脈が流行った時代だ。

車社会になると配達が増え、地区的な観念は無くなった。

この頃からJーPOPが流行しだす。まだ情景を想像できるような歌詞だ。

ロックが流行ると、価格が乱れてきだした。パンチの効いた音楽と共にダイナミックな販売方式が打ち出されてくる。ディスカウントの出現だ。

車に乗ってラジオのスイッチを入れると、ロック調の曲が流れてくる。TVの歌番組・CMしかり、、、聴いているうちに心も弾みリズムに合せ体が自然と動く。UFOを聴くと子供まで振りつけて踊りだす。そのうち「よーし、、、デスカウンターの店だ!」と、、思ったかどうかは知らない。

お店のネーミングも変わってくる。爆発を思い起こさせる、、、ダイナマイトをイメージするようなお店のネーミングも出てくるようになってきた。

もっとも、高齢者のイメージする”ダイナ”は「エノケン」「ディックミネ」辺りかも知れない・・・・、

Dinah/Thelonious Monk が流れてきたので、つい筆が滑ったかも・・・・

音楽の流れは、その時代を表しているとよく言われるが、販売方式にも当てはまるようだ。

 ▼ 説明文からデコラティブへ

情景を想像できない時代には説明文で対処。長い説明文を嫌う時代には、短い言葉で表現するキャッチコピーで。キャッチコピー以上の効果を狙うなら、デコラティブな表現で。

大まかに書き出せば、以上のような流れかと思う。

デコ文化の時代には、販売方式も激変する、と思って間違いない。

一概にデコと言っても成金趣味のような意味合いではない。よく似てるが基本は全く違うようだ。

お正月ヒマなのでTVを見ていた。どこかの成功者の家が映し出され、ゲストがそのお家での一番高価な品物を当てるとか言う番組だ。映し出された部屋の中は雑然と置かれた高額商品がゴロゴロしてた。

正に雑然とだ、、自分の好きなカテゴリーで集めたのではない。雑多な品物が並べられている。一品々は高価なのだろうが、全体の感触は、散らかした若者の部屋のようだ。

成金とはよく言ったものだ、、と何も無い部屋で、もう売っていないだろうと思われる白磁に淹れたcoffeeを啜りながら、妙に感心した。

デコは、この部分を強調すれば全体がイメージされる、そのような取り組みで無ければ成り立たない。

デフォルメをデコで表現する。その時代に入ったような気がする。

販売方式、PR、仕入れ、お店の飾りつけ、全てがデコ風に変える年になりそうだ。

 ▼お店をデコで飾り付ける

と言っても、なんでもかんでも置いたコテコテの成金趣味的な店ではない。

お店の一部をお酒専門コーナーとして、デコで飾る必要がある。

一箇所光るところがあれば、心地良いお店になることは十分想像が出来る。

お酒は磨けば光る玉だ。

専門性を出すことで、コンビニ、スーパー、DSとの違いをくっきり出せ、他の商品にも光が当たる。

趣味を前面に出してもいいし、とにかく専門店らしき雰囲気をデコするのだ。

仕入れ、販売方式、PR、、、、全て世間に合せた方式に変化させ、消費税UPの4月エポックを乗り切らなければならない。

(余談、4月消費税が上がることは、景気にどのように影響するのかは予断を許さない。確実に判っていることは、今と同じ状況ではないことだ。景気が上がるか下がるかどちらかになる。この項詳しく書き出します。)

酒を柱にした多様性のあるお店が求められる今年は、皆様方にとって良い年になりますよう、JSNAは一点錐揉みのようなデコ風で頑張ります。