ETC

フン!

楽天の社長が、政府の委託を受け開催する委員会を辞任するそうな。

辞任するのは勝手だが、その趣旨には、おかしな理屈をつけていることが気になる。

曰く、「薬のネット販売が一部3年延長された。これは容認できない。既存の団体などの配慮は不要だ。このような会議は出席できない。」細目は定かでないが、概ねこのような趣旨だ。

まぁ、子供みたいな理屈で辞任する。

こんな人は、やめて頂いた方が良い。ネットの覇者だそうだが、見込まれて政府の委託された会議に出席し、意見を述べ, 賛同を得るよう努力するのが大人の行為だ。国民(消費者)、ネット業者には、「このような結果になりました。既存の業者と融合は出来ませんでした。時期至らないこともありますが、多くは私の力不足です。今後は、どうすれば消費者の為に良い方向で進めるか、様々な立場、人たちのご意見を頂き、熟慮の上、会議でも応分の努力します。」

模範解答は。このような事だろうと思う。思い上がったと言うか、優勝で心が緩んだと言うか、自分の会社のことしか考えていないと言うか、器量の狭い男だ。

ネットだけで買い物が済むはずが無い。既存のお店との融和が出来て、初めてネット販売が成り立つのを彼は忘れている。機械が商品を売っているのではない。人が売っているのだ。

彼は、最大のチャンスを逸した。

 ▼ 便利さと安心は両立する?

安心でなければ消費者は見向きもしないことは、前回「順番」で書いた。

安心が基本で、便利があれば言うことは無い。

便利が先で安心が後だと不安が残り、いかがわしいと消費者は敬遠する。

この一点が、我々酒販店が生き残る全てなのだ。

地域で活躍するお店は、簡単に移動できない。お客様との長い交流で成り立っているし、止めることもままならない。

そんなお店が、全国津々浦々にあり、人々の生活を守っている。

そこを否定し、便利だから私のところからネットッで買えば良い。中間マージンも無いから安い。店の経費も不要だからその分安く出来る。製造責任だから、メーカー保障で安心。

だから店なんか無くてもいいのか?人々の交流を断ち切ってもいいのか?無機質な人類社会を作ろうとしてるのか?・・・・・・・・・・と興奮しても仕方ない。

フン!  迎え撃てばいいだけだ。

 ▼楽市楽座

戦国時代、斉藤道三が考え、信長が大々的に広めた方式だが、その根底は、人々が能力の全てを出し切り、競争することは善だ。座などが、特権で止めることは許されることではない。

座の特権を無くすことで、能力が発揮できる世の中になり、人々がより良い生活が出来る。

この趣旨に賛同する多くの人が参加した。

人々は、商売に、製造に工夫を凝らし「どーだ、買ってよ」と競争した。誰かが良い商品を見つけて販売すれば、それ以上の商品を探し売る。良い商品を造れと製造者につめよる。賑やかなことだ。

底流に流れたのが、人と人の交流だ。人の和を大事にし、より良いものを提供する。新しい輪(今風に言えばネットワーク)が座の代わりをしたと言っても過言ではない。

楽市楽座は人の和で成り立っていた。

この時期、人口が倍以上に膨れ上がったことでもその効果は証明されている。

日本の人口はその後変わらず、江戸時代を通じても同じだった。人口が増えるのは明治維新まで待たなければならなかった。

 ▼矢印を逆に

ネット販売を否定することではなく、取り入れれば良いだけなのだが、どーも誤解されているような気がしてならない。

一般的なネット販売は、自社、自店の商品を全国に販売だが、これでは競争の結果、究極ではたった一社、数社だけが残ることになる。

結果、新しい「座」を構築することになり、競争はなくなる。

楽天の社長は、自分だけが残る新しい「座」を作ろうとしているのか?多分、根底には、抵抗勢力の覇者なのだろう。(参加費用の高い楽天のお店が有るにはあるが、、基本は自社のようだ。)

我々地域のお店は、ネットの便利さを取り入れ、全国から良品を仕入れ、地域のお客様に提供することで新しい商流が生まれる。

つまり、販売を全国ではなく、仕入れを全国に矢印を変えるだけだ。

これには、前回で書いたように、センターと情報を送り出す装置が必要だ。

新しいネット販売は、全てを包み込んだ方式で無ければ成り立たない。それぞれの立場で頑張っている人の融合で成り立つ。

HWSは、今進みだそうとしている。