ETC

新しい小売店番外編

ネットワークレジ

求められるのは「組織販売力」を持ち、「単店独立型」のレジだ。

団塊ジュニア世代が実務から離れ、世の中を構成する現役世代が完全な戦後教育を受けた年代に代わる今、全く新しい日本が現出しようとしている。

基幹は、「団結は力」の時代から「各々の個性集合体が力」の時代に変化している。

ここを見誤れば、世の中の変化に追従出来ない。

このことは、TVの集中情報から離れ、SNSの情報発信と受信の比重が大きくなることで証明されている。

様々な情報は、カテゴリー別にグループ化、大きなうねりとなって世の中を動かそうとしている。

余談だが、パリでの暴動はこの流れだ。「今度の土日は黄色いベストを着て凱旋門に集ろう」と誰かがつぶやくとすごい人数が集合する。

「呟く」が無ければ暴動も起こらない。雨傘もローソクもこの流れに沿っている。

決して、TVや新聞が集めたのではない。ましてやチラシでもない。

我々酒販店は、政治向きの話には無縁だが、情報を流す川が変わったことを知らなければならない。

少し前、ユーチューブで一世風靡したピコ太郎は今話題にも上らない。

共感を呼ぶ興味が変わったとしか説明のしようがない。

が、ユーチューブは変わりなく繁盛している。

ピコ太郎が廃れても、ユーチューブは「繁栄」が重要なのだ。

出し物は個人が出している。場を提供しているのはユーチューブだ。

もし、ユーチューブを店・出し物を商品とした場合、繁栄は約束されている。これが今の流れなのだ。

そんなことは判ってる、、と突っ込みが入り、具体的な実行が出来ない!が大方のご意見だろう。

でも、造らない限りガラ店になる。

仕方がないからコンビニの小作店になるかぁ、、でも24時間働かされて得るものは少ない。

他所に働きに行くには体力が心配だ。

そんな、、こんなぁ、、、で立ちすくんでいるのが現状のお店だとはよく聞く話だ。

小さくても、立ちすくんでいられる場所がある内はまだいい。

その場所が、ガラリと崩れそうな時代になってきた。

そんな時、追い打ちをかける様に、やれ軽減税率だ、レジ新調だとお金の要ることが出てきた。

「もう、、、ええかげんにしてんか!」と言いたくなるのは誰しもだ。

レジを新調しても、売り上げが上がるわけではない。

でも、導入しない限りお客様から苦情が出る。税務指導もあるやもしれない。

「どーするの! これ、、、」て声が聞こえそうだ。

チャンスは一回しかない。

引き寄せることが出来なければ二度と回ってこない。

チャンスに後ろ髪は無い。とかよく言われることだ。

ピンチの時はチャンスだとも言われる。

ピンチをチャンスに変えれば良いのだ。と気楽な評論家的文章も見られるが、そんな輩を相手にしている時間は無い。

今回、針の穴のようなチャンスは「軽減税率対策補助金」だ。

「レジを換装すれば補助金が出る」このチャンスを最大限生かし、店を時代に合ったシステムに変えることができれば、新しい小売店が現出する。

その店は、「組織販売力」を持ち、「単店独立型」だ。

この相反する要素をネットが可能にしてくれる。

小売業の多くはこの流れになっている。今後の主流なのだ。大型店舗も組織小売りも、この流れに沿うように形態を徐々に変えようとしている。

おかれた立地、これまでの実績、残っているお客様、店、、これらを最大限生かし、考えもつかないような店を現出させることが出来れば、顧客の支持を得るだろうし新規客も増える。

この方向性は、システム遅延な酒販店を正常な姿に変えるだろう。最先端の販売方式を纏った店は、競争に打ち勝つことが出来る。

チャレンジする値打ちはある。ていうか、チャレンジしなくては果実は得られない。

お店の中心に座っているレジを、ネットに直結させることでこれまでと全く違う次元に移行できる。

店をネット社会に溶け込ませ「立ち位置を確保」、これまでの経験・商品知識・地域の利便性と安心と共に、個性と情報の多様性を提供する「店」で繁栄を図るのだ。

軽減税率対策しただけのこれまで通りのレジでは、流通変化に追従出来ないし、商いは何ら変わることなく運用され、ただレジ換装代を負担するのみだ。

最小の金額で最大の効果を出すことが条件だ。

製作費が安ければ、販売金額も安価に抑えることが可能で、シンプルシステムは壊れ難い。

「安く十分使えて壊れない」今の酒販店にとって一番重要なのだ。

必要にして最小限で作成すれば、メンテナンスも極端に抑える。

出来るだろうか?とか考えている余裕は与えられていない。

軽減税率補助金を受けることが出来れば可能だと信じ、これまでのノウハウを詰め込み仕上げた。

補助金ナンバーを頂いた時には、正直「ほっ」とした。

機械は出来た。

テスト結果は上々だ。

自店のホームページ商品価格を変え、ネットレジと同期すればレジ価格も変わる。

販売・オーダーはパソコン画面のバーコードを読むだけで商品が呼び出される。

つまり、店にない商品も売ることが出来るのだ。勿論仕入れ先オーダーもその場でOK。

このことは、商品構成を完全に変えることが可能になった。

売り場が小さくても、資金がなくても品揃えに不自由はない。

グループで使用すれば、膨大な商品情報が店の手に入り顧客に提案できる。

商品は客が決める。店が決めるのではない。

店は、選んでいただくための多くの商品を提案する。

その上、「在庫も持たなくて」を可能にするのだ。

そう、店はユーチューブになるのだ。

ガラパゴス店から、いきなり5Gの店に変わるかも知れない。

先日、ネットレジを導入された店のご主人が「親戚の造ったミカンがよく売れる」と言ってた。

そのミカン、多くのお店で売ることが出来れば、きっとお客様が喜ばれる。商品情報をグループで同期すれば可能だ。

販売店にも利があり、送料もかからないからお客も喜ぶ。しかも、店は注文を頂いてからオーダーすればいい。店にミカンが無くてもOKだ。

「可能なのだ。」とはご主人の言葉だった。

このように、個性の集合体で販売できる素地が出来てる。

その上、導入費がむちゃ安い。

1月から本格的に稼働させて行こうと今、準備に追われている。